夜勤による健康被害が度々話題になるのは、それだけ多くの人が様々な体調不良に直面しているからではないでしょうか。夜勤は一般的には就寝すべき時間帯に起きて勤務をしているため、「身体の健康」という面からみれば極めて過酷な状態と言えます。
心配なのは女性が健康被害に見舞われることによって、ホルモンバランスを崩すなどして、結婚や妊娠、出産といったことに後ろ向きになってしまうことです。(女性の夜勤による体調不良についてわかりやすくまとめてあるサイトがあります。詳しくはこちら→夜勤による健康被害とは)
とりわけ女性は、家事や育児、介護などをしながらという人も多いため、いろいろな面において大変な状況に陥る可能性もあります。しかしながら医療・介護現場においては、その仕事の性質上、24時間365日の対応が必要なため、実際問題、夜勤を担ってくれる人材がどうしても必要になってしまいます。
医師や看護師、ケアマネジャーなどの医療従事者にとっては、避けて通れない道なのです。医療・介護現場の人手不足問題は、非常に深刻な事態のため、一部の人に過剰な負担を強いてしまっているという状況が続いています。
夜間の勤務については個人差があるものの、体力的にも厳しいため、比較的若い年代が担う傾向があります。生産労働人口の減少により若い世代の働き手を確保することが難しくなってきている現状もあり、数少ない若い年代が夜勤の状況に苦しんでいます。
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