看護師が働く職場には様々な勤務形態がありますが、入院病棟に勤務している看護師は、夜勤などもあるために不規則な生活となっている人が多いです。
日勤の次は夜勤といった勤務をしている場合、いつの間にか「不眠症になってしまった」という方も少なくありません。夜勤勤務がある看護師の中には、体調への変化を感じている人がとても多いようです。不規則な勤務を繰り返していくことで不眠症となり、寝たくても眠れないといった状況になっている人もいます。あまりにも睡眠状態が悪い時には、薬を使って睡眠を確保している人もいるでしょう。
また女性の場合は女性ホルモンが崩れてしまうと、体への不調を来してしまうこともあるため、充分な注意が必要です。さらに体の変化だけではなく、心への変化を来してしまっているケースもあります。不規則な生活によって鬱病などを発症してしまっている人もいるのです。「自分は大丈夫」と思っている人でも、ふとした時に気分が滅入り、落ち込んでいて、食欲がなくなり、眠れなくなり、そこで初めて「おかしい」と気づくケースも多いのです。
「患者さんのために、仕事を続けたい」と思っていても、自分自身が健康でなければ仕事を続けることは出来ません。それだけ夜間勤務がある勤務体制というのは、体調へも大きな影響を及ぼすことになるのです。夜間勤務を行っている看護師は、少しでも「体調がおかしい」と感じたら、早めに対策を取ることが重要です。